以前の記事で、夏休みの自由課題の一つに、
城のプラモデルを使ったジオラマ作成を提案しました。
学校の自由課題に、プラモデルなんていいの?
なんて思ってますか?
キットをそのまま作って出すのはNGですが、
ジオラマやミニチュアアートとして出すならOK。
作品を通して、体験したことをレポートにすれば、
立派な課題になりますよ。
もちろん、まったくプラモ作りが初めてでも、
学ぶことは多いので、問題ありません。
肝心なのは、”最期まで作り上げること”と、
”過程を画像に残しておくこと”です。
テーマを決めて計画を立てよう
テーマを最初に決め、どんなジオラマにするのか
決めましょう。
・余計なものを置かず、シンプルに仕上げる
・ミニチュアを使い、築城当時の状況を再現
・籠城している場面を再現
・町の中にある現在の姿を再現
こういった無難なものから、”ゴジラに襲われている”
といった、変わったものもいいでしょう。
大体のテーマを決めたら、どの城を使ってジオラマを
作るのか決めます。
プラモデルだと、複数のメーカーからでていますね。
・童友社
・フジミ
・PLUM(プラム)
童友社とフジミは、城全体や、本丸全体といった、
情景のプラモデルで、ジオラマとしてはこちらの方が
選びやすいです。
日本の名城 デラックス 姫路城 プラモデル 童友社
フジミ 1/300 建15 建物シリーズ 大名古屋城 プラモデル(C9353)
いっぽうPLUMは、城門など、城の一部を
再現しているので、ジオラマのテーマが限られる
プラモデルになります。
童友社とフジミは、同じ城がかぶっていますが、
完成度と、スケールの選びやすさから、
童友社の方が比較的作りやすいですね。
ただ、フジミにしかない城もありますし、
作る城に合わせて決めましょう。
精巧さで比べると
PLUM > 童友社 > フジミ
ですね。
城プラモデル作りの参考サイト
城のプラモデルは、難易度が高めです。
古くから発売されているものほど、
バリやゆがみがでてしまい、うまく作ることが
難しいことがあるんですよね。
そこで、城のプラモデルを作る工程が良くわかる
サイトがあるので、紹介しておきます。
プロのモデラーさんが、姫路城を作っています。
バリや歪みの話や、塗装のための仮組についてなど、
初めて城のプラモデルを作る人にも、
とてもわかりやすく解説されているので、
参考になりますよ。
ジオラマの材料を安く揃えよう
テーマが決まり、プラモデルの選定が終わったら、
ジオラマの材料探しです。
模型店なら品ぞろえや品質は間違いないですが、
専用のものとなると、お金もかかります。
でも、ジオラマの材料にも使えるものを、
できるだけ安く購入できるところがあるんですね。
それが、ダイソーやキャンドゥといった
百円均一の店です。
”ジオラマ 100 均”で検索をかけると、
いろんなサイトが検索結果にでてきます。
どれも参考になる内容なので、
いくつかみておくといいですよ。
ジオラマの課題提出に必要な工具
最低限、課題の完成に必要な工具を挙げておきますね。
他に代用できるものがあれば、
必ずしも準備する必要はありませんが、
参考にしてください。
・工具セット
・塗装ラッカー 数本
・造形用材料(百均やホームセンターで可)
・カメラ
・レポート用紙
正直なところ、工具はセットで購入するより、単独で少しいいものを購入したほうが長持ちもしますし、切れ味もいいです。
カッターマットは、百均で手に入るものでも十分使えます。
レポートの作成がカギ
ジオラマを作ったとしても、
実際に持っていくのは大変ですよね。
課題の提出には、製作準備から工程、
完成までをまとめたレポートにしましょう。
レポートにまとめる項目を挙げておきます。
・製作のテーマ
・製作前の目標
・制作過程(写真を交える)
・完成の写真と感想
・工夫したこと、困ったこと
枚数が多くなったら、目次を入れると
分かりやすくてなります。
まとめ
ジオラマの作成は、テーマを決めることから
始めましょう。
そして、作る城を決め、テーマに沿った
ジオラマの材料が揃うか、確認しておきます。
あとは、工夫次第で、いいものが作れるので、
最期まで作り上げるようにしましょう。
それから、製作中に思いついたことは、
とりあえずメモを取っておくほうがいいですね。
後になると思い出せないし、
レポートのネタにもなります。
製作時間:1~2週間
費用:3,000円~(工具含む)