天守が無くても建っている?ややこしい模擬天守

模擬天守 千葉城
「こんなところに、あんな立派な城なんてあったんだ」
少し離れた国道や電車の窓から、
立派な天守が見えたら、ちょっと心躍りますよね。

でも大手門や石垣を想像して、実際に行ってみると、
天守がポツンと建っていて、じつは城ですらなかった

なんて、ガッカリしたことありませんか?

私は千葉に引っ越してきて、そんな経験をしました。

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行ってガッカリ模擬天守 でも歴史をかたる博物館

私の住む千葉では、JR京葉線の高架を走る電車内から、
千葉城を望むことができます。

白漆喰のような白亜の城で、外観四層の立派な天守です。

そんな立派な天守なら、遺構の整備もされているのかと、
期待をして訪れてみました。

車を運転して、駐車場に向かうと、
だんだん大きくなる天守。

どうにも、駐車場が天守のすぐそばにあります。

まあ、足の悪い方には助かりますけど、
ちゃんとした遺構がある城だと、
天守のまじかに駐車場なんてないですよね。

千葉城は土塁跡が少し残るものの、
門や塀、石垣といった遺構はなく、
昭和42年(1967年)に建てられた
模擬天守が立っている公園でした。

正直、ちょっとガッカリしましたね。

ですが、千葉城が建っている場所は、
亥鼻城(いのはなじょう)があった場所です。

台地が張り出した先端にあたるので、
この場所に建てると、創建当時の昭和42年なら
千葉駅からもよく見えたことでしょう。

今は高層ビルが建っているので、
残念ながら千葉駅から望むことはできませんが。

この場所に亥鼻城があったことは間違いないようですが、
千葉氏の時代(1120年ー1450年)でもあまり
使われたことはなく、”臨時の砦”としての備えだったようです。

本来は天守が建っておらず、
建っていたことを裏付ける資料もない城

こういった天守は、典型的な模擬天守ですね。

千葉城は、小田原城の天守に似た模擬天守なんだとか。
どうりで、立派にみえます。

模擬天守を建てる意義

本来あるはずのない天守、模擬天守とはいえ、
建てるからには、何かしらの意義があったはずです。

千葉城の敷地内にある施設として、
文化会館、図書館、美術館、茶屋があり、
模擬天守内には、郷土博物館があります。

こうした施設なので、観光用というより、
地元地域の振興のための施設ですね。

建物以外にも、城といえば桜が植えられているのが定番です。

千葉城もご多分に漏れず、桜が植えられていて、
開花の時期になると、多数の花見客でにぎわいます。

地元地域のひとびとが集まる場として
模擬天守が建っている。

ただそれだけでも、
町の開発によって壊されていくよりは、
意義のあること
かもしれません。

まとめ

立派な天守が建てられていても、
歴史ある城が本当にあったのか不明、
または無かったのに建てられている場合は模擬天守です。

城ファンとすれば、残念な感じがする城ですが、
そこには地元を愛する人たちの想いが
込められているんだろうと察することができます。

郷土博物館で、地元の武人の歴史を知ると、
愛着もわいてくることでしょう。

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