雲海が早朝に現れることで、”幻想的だ”と有名になった竹田城。
規模も大きな総石垣造りの城なだけに、まさに「遺跡」といった様子で人気が高まっています。
一度は訪れたい城ですが、アクセスはどうなっているのでしょうか?
竹田城にはどうやっていく?
雲海がよく現れる地域と聞いて、どんな場所を想像しますか?
竹田城は、兵庫県の中央部から少し東北に位置する、「和田山町」に存在し、山間部にあります。
けっこうな、山の中ですね。
自動車で行く場合と、電車で行く場合を調べてみました。
車で行くには
竹田城には、町の裏手にあたる側に、駐車場が2か所あります。
麓には、「山城の郷」というショッピング施設がありますので、そこを目指して行くといいでしょう。
竹田城に車で向かうには、南の山陽方面から、北の山陰方面、東の福知山、丹波方面から行くことができます。
山陽方面からは向かう場合、播但道路(有料)を使い和田山インターで降り、「山城の郷」を目指します。
山陰方面からは、”北近畿豊岡自動車道”の”和田山八鹿道路区間”を通って和田山インターで降り、「山城の郷」へ。
福知山や丹波方面からは、”北近畿豊岡自動車道”の”春日和田山道路区間”を通って和田山インターで降り、同じく「山城の郷」に向います。
(北近畿豊岡自動車道は一部有料区間があります)
「和田山インター」から「山城の郷」までは、10分弱で到着する距離です。
インターチェンジの出口は少し複雑なので、出口を間違えないように注意しましょう。
電車で行くには
竹田城の最寄駅は、播但線の「竹田駅」になります。
竹田城がある、「古城山」が駅のすぐ近くに迫っているので、駅を出てすぐに竹田城に向かって登ることもできます。
播但線の「竹田駅」へ、路線を使っていくには、次の方法があります。
・山陽本線の「姫路駅」から播但線に乗る
・山陰本線の「和田山駅」から播但線に乗る
駅前に登山道があるので、比較的訪れやすい城ですね。
ただし、駅前ではレンタカーを借りられる場所がないので、竹田城の他に観光するつもりなら、注意が必要です。
お土産はどんなものがある?
このあたりで有名な特産品は、「但馬牛」、「黒大豆」、「岩津ねぎ」、それから日本酒になります。
もともと人が多く訪れる観光地ではなかったため、有名なお菓子などは、見当たりませんでした。
しかし、山間部ということで、綺麗な水が豊富なので、日本酒には定評があります。
”田治米(たじめ)合名会社”や、”此の友(このとも)酒造株式会社”といった酒造会社があり、「竹泉」「田治米」「但馬」といった銘柄が人気です。
他には、観光用のお土産が、次の2か所で購入できます。
「山城の郷」
竹田城の麓にあり、菓子類や名産品、オリジナル商品などが購入できます。
レストランも併設されていますが、夕方までなので、時間には注意したいですね。
「おみやげ百選 竹田城跡」
”但馬地区最大級の品ぞろえ”のふれこみがある施設です。
和田山インターを降りた信号を、北におよそ200mの位置にあります。
こちらはお土産がメインで、休憩スペースはありますが、レストランは併設されていません。
白葱(根深ねぎ)と青葱(葉ねぎ)の中間種で、青いところから白いところまで全部食べられる。身は柔らかく、甘みや香りが強いのが特徴。
(wikipediaより抜粋)
その他には?
りっぱな近代城郭を持つ城だったということは、その下の町は城下町だったことになりますね。
ただし、江戸時代に入り、すぐに廃城になったことから、大きな開発は行われていないようです。
しかし、情緒ある建物もありますので、散策してみるのもいいでしょう。
駅近くには「情報館 天空の城」
竹田駅から近くに、「情報館 天空の城」という、朝来市が運営する施設があります。
無料で、閲覧できます。
時間に余裕があれば寄ってるのもいいですね。
情緒ある宿泊施設など
竹田駅周辺には、宿泊施設もあります。
「寺子屋 はな亭」は古民家を改修した、情緒あふれる宿が用意してあり、ゆっくりとくつろげる宿です。
近くには、明治時代の民家を改修した「カフェ 寺子屋」があり、食事やスイーツをいただくことができます。
城の散策だけじゃなく、ゆっくり宿泊するのもいいかもしれませんね。
1200年掘られた生野銀山
竹田城から車で約30分の位置には、「生野銀山」があります。
807年から1974年の閉山まで、およそ1200年にわたって鉱石を算出した巨大鉱山でした。
平成23年(2011年)にミュージアムが新装されています。
某深夜番組でも「地下アイドル”GINZAN BOYS”」が紹介され、密かなブームが起こっているのだとか。
まとめ
竹田城には、自動車でも、電車でも訪れることができます。
駅前には登山口があるので、城までの移動もそれほど苦にはなりません。
(ただし、登山道はそれなりに疲れます)
名産のお菓子などは見当たりませんが、観光客が増えているので、お土産施設があり、そちらで求めると良いでしょう。
特産の、「但馬牛」や、「岩津ねぎ」などを使ったお土産が人気です。
また、竹田駅の周りは町があり、宿泊することもできます。
古民家を改修した情緒あふれる宿で、旅の疲れを癒すのもいいですね。
他にも、資料館がありますし、少し離れた場所には、日本屈指の採掘量を誇った「生野銀山」があります。
お城いくだけではない楽しみもできますね。