井伊家の城 彦根城の見どころは?

玄宮園と彦根城天守

1602年に、江戸幕府の肝いりで
彦根城”は築城されました。

北国街道(北陸道)と中山道を抑える要衝の地であり、
琵琶湖を望む、海運にも優れた位置にあります。

築城当初からの建築を残す天守として、
国宝に指定されている彦根城には、
どんな見どころがあるでしょう?

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見ておきたい3つの遺構

1.国宝天守
修築されているとはいえ、
やはり当時のままの姿を残す、国宝天守は逃せません。

しかも、天守は大津城から移築されたもので、
もともと4層だったものを3層に組み替えて
建てられたことが分かっています。

なんだか”ギュッ”と詰まった姿に見えるのは、
その名残りです。

当時、他の建物を移築することはよくありますが、
他の現存天守に比べると、違和感を感じますよね。

幕府の肝いりで造ったわりに、新築じゃないところが、
幕府の懐具合を垣間見る気がします。

大津城は京都に近い港町にあったので、
琵琶湖を船で渡ってきた、稀有な天守です。

彦根城の天守は、破風の多さに特徴があります。

千鳥破風、切妻破風、唐破風、入母屋破風など、
さまざまな破風があるので、
見る角度を変えてみると、表情が違って見えます。

天守には通し柱がなく、
各階ごとに積み上げた構造になっています。

姫路城は通し柱があるので、
天守によって構造の違いがあることがわかります。

また、彦根城の中に入ったら、
床に注目して歩いてみてください。

外側にむけて、わずかに傾斜している
構造になっています。

2.登り石垣(のぼりいしがき)
石垣というと、曲輪(くるわ)を構築するために、
敷地の境に造られるイメージがありますが、
彦根城には、山の傾斜に対して
垂直に築かれた石垣があります。

山を登るように築かれているので、
登り石垣”と名付けられています。

敵が登ってきたときに、
自由に横移動させないようにした設備です。

山城で使われる竪堀(たてぼり)は凹ませますが、
その反対に石垣で出っ張らせたものです。

近代城郭で、この遺構が残っていることは
ほとんどありません。

貴重な遺構です。

3.玄宮園(げんきゅうえん)
彦根城がある、金亀山の北麓に造られた庭園です。

玄宮園は大名庭園として整備された庭園で、
池があります。

この庭園は、天守の姿を借景として取り入れることを
前提として、池には4つの島と9つの橋がかかっています。

その湖を挟んだ場所から仰ぎ見る天守は
堂々としていて、本丸で見る天守とは、
また違った趣がありますよ。

紅葉と重なる11月には、
園内がライトアップ
されるので、
秋口に訪れるのもいいでしょう。

他にも、見どころが分かる観光マップを、
彦根市が用意しています。

彦根城観光マップ

彦根城豆知識

1.彦根城を救った明治天皇
明治維新を迎えると、各地の城は一部を除き、
廃城令によって破却される運命でした。

彦根城も破却が決定されていましたが、
明治天皇がこの地を行幸されたとき、
陛下の従妹の”かね子夫人”が奏上され、
破却が中止されたということです。
(一説には、大隈重信氏による奏上とも)

2.ねことの関わり
彦根城のキャラクターとして親しまれている
”ひこにゃん”、かわいらしいですよね。

彼がねこの姿をしているのは、こんな理由があります。

その昔、彦根藩の2代目藩主、井伊直孝(なおたか)が、鷹狩に出かけました。

あるお寺の前にさしかかると、白猫がしきりに手招きする姿をみかけます。

そこで寺に入り、住職からお茶の接待を受け、世間話をしていると、突然、豪雨が降り始めました。

「猫のおかげで、濡れずに済んだ」

と上機嫌になり、住職との縁を感じた直孝は、
このお寺を菩提寺としました。

現在の東京都世田谷区にある「豪徳寺」です。

このねこに助けられた逸話から、
”ひこにゃん”は、ねこをモチーフにした
キャラクターになりました。

3.巡回バスで割引き
彦根の城下町を巡回するバスです。

彦根駅前から出発するので、
電車で訪れた場合でも歩き回る必要はありません。

1日券が用意されていて
リーズナブルに城下を回れます。

しかも、1日券を提示すれば、
彦根城や博物館、観光船などの各施設への入場料が
割引きになるサービスもあります。

詳しくは、近江鉄道のホームページで確認できます。
近江鉄道

4.平成29年は410周年イベントを開催
築城から410周年にあたる平成29年度は、
3月18日から12月10日にかけて、
彦根の魅力を発信するイベントを順次開催しています。

ラッピングタクシーやラッピング観光船も
用意されています。

彦根を訪れるなら、前もって情報を確認してから
訪れてみてもいいですね。

ちなみに、ひこにゃんは、
築城400周年の記念に誕生したそうですよ。

イベント情報は公式ホームページが用意されています。
国宝・彦根城築城410年祭


彦根城

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