木造天守の復元にGO!名古屋城天守再生


名古屋城復元計画のニュースがきましたね。
しかも木造での復元です。

名古屋城、コンクリ天守閣から木造へ 全国初、名古屋市議会予算を可決へ
<産経westより>

城好きとしては
早く着工に着工してほしくて、
ムズムズしてきますね。

ここ数年前から話は上がっていて、
市議会で予算審議が進んでいました。

名古屋城は戦災で焼失してしまい、
戦後に民間からの多額の寄付金を受けながら、
外観復元されました。

鉄筋コンクリート造りですが、
立派な外観復元ですよね。

なぜいまさら木造復元するのか?

いま持ち上がっている計画は、
復元でも多額の費用が必要となる、
木造復元です。

どうして今になって、
木造復元の話が出てきたんでしょうか?

最初に計画の話がでたのが、
平成21年(2009年)ですが、
この時はまだ詳細が不明でした。

平成25年(2013年)になって、
具体的な費用が算出され、
平成28年(2016年)時点で、
500億円に修正
されています。

平成28年の10月には、
耐震強度を理由に天守への入場禁止を
検討するようになっています。

耐震性への不安はわかりますよね、
南海トラフ地震がいつ起こるか
わからないなか、対策は必要です。

しかも、名古屋城天守が外観復元されたのが、
昭和34年(1959年)なので、60年近くたってます。

復元された時は、
「このさき燃えたり、壊れりしないように」
という願いを込めて、鉄筋コンクリート造りに
なった経緯があったそうです。

そろそろ、建物も劣化してきますし、
阪神大震災や東日本大震災を経て、
耐震基準も見直されいるので、
”補修”か”建て直し”かという
選択に迫られているようですね。

で、『どうせ建て直すなら木造だろう』と
なったことは想像にかたくありません。

ただし、
耐震性の改修工事だけなら29億円、
木造復元なら270億から500億円
かかる試算がでています。

(木造復元の予算は報道によって幅があります)

天守周りだけなら、工事期間は約10年。
毎年、少なくとも30億程度の
支出があるんですね。

多額の予算は必要ですが、
戦前の資料が豊富に残っている名古屋城は、
ぜひ木造復元してほしいです。

”尾張名古屋は城で持つ”を現代でも実践

費用は多額ですが、
それに見合う経済効果もありますよね。

建築中は、宮大工や建築関係に
お金が支払われ、
名古屋城近辺の飲食店や
宿泊所が活性化します。

材料調達も必要なので、
材木屋も活性化しますよね。

経済が活性化すれば、
そのぶん市への税金も潤います。

雇用も増えるかもしれません。

それが約10年近く続くわけです。

完成後も、あれだけ立派な天守を木造復元、
しかも資料は豊富なので
忠実に復元すれば、
観光客も増えることは間違いありません。

観光客が増えれば、
飲食店や宿泊所、
その他もろもろのものが
恩恵を受けるでしょう。

細かいことはともかく、
耐震工事をしただけに比べると
副次的な効果は大きそうですよね。

まさに、”尾張名古屋は城で持つ”
地でいく感じでしょう。

まとめ

耐震性への不安から、
補修か復元かの選択にせまられた名古屋城天守、
どうせお金をかけるなら、
内部まで木造で復元しようという動きになっています。

名古屋市の経済にも良い影響がありそうですね。

内部を木造までとなれば、
足の悪い方には敷居が高くなってしまいますが・・

知恵を絞ってほしいですね。

そのころにはバーチャルリアリティ技術も
定着してそうだし、疑似体験できるような
サービスが出来ることを期待したいところです。

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